賃貸マンション退去時の敷金トラブルを未然に防ぐために

こんにちは、先週の予告通り「退去時の敷金返金について」です。少し長くなりますが、お付き合い下さい。

退去時に敷金(保証金)がどれくらい返って来るのかは、重要事項です。また、管理会社や大家さんによっても対応が異なってくる可能性があり、借主側もきちんと理解することで、トラブルを防止出来ると思います。まず敷金精算時に借主が負担する原状回復費用ですが、これは経年変化や通常損耗は含まない、というのが国によるガイドラインの指針です。大切なことなので、是非覚えておいて下さい。一方、退去する際によく見られる結露放置によるカビ、落書き、鍵(スペアキー)の紛失、たばこによるヤニ等は不適切な管理として借主負担になります。原状回復がある場合でも更に、大家と借主で負担割合を決めます。さらに細かくなりますので、詳しく知りたい方は下記サイトをご参照下さい。又、退去時ばかりに目が行きがちですが、実は入居の時点で大切なことがあります。それは入居時の立会い・確認です。借主・貸主両者が立ち会って確認するのが一番ですが、大抵は仲介業者の方とお部屋を見学し、契約という流れになるので、難しいかも知れません。そこで借主だけで入居時にチェックして記録を残しておく、又、大家さんに気になる箇所を伝えておく等も有効な手段だと思います。うちでは全てのお部屋について、入居前・後でチェックシートに残し、記録・管理しています。契約する際にチェックシートの有無を確認するといいかも知れません。以上、マンションの入居・退去の際、参考になれば嬉しいです。

http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201602_02.pdf#search=%27%E5%8E%9F%E7%8A%B6%E5%9B%9E%E5%BE%A9%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3+%E8%B2%A0%E6%8B%85%E5%89%B2%E5%90%88%27